私は、2000年頃から大阪府枚方市で心理カウンセラーの仕事をしています。
現在の年齢は、40代前半で男性です。趣味は株式投資です。20歳前後の若いころは競馬に夢中になっていましたが儲からないため、20代後半の頃から、株式投資にのめりこみました。
私が消費者金融から借金をするきっかけになった理由は、株式投資の失敗でした。2000年にITバブルが崩壊してしまい、私が1株20万円で購入した株が一時期24万円まで上昇したのですが、ITバブルが崩壊すると、1週間以上ストップ安が続いてしまい私は売るに売れない状況になってしまったのです。
そして、やっと値がついた頃には株価が1株4万円になってしまっていました。私は信用取引でフルレバレッジで取引をしていましたので、証券会社の口座に入れておいた現金はすべて消失してしまっただけでなく、証券会社から約500万円の追加証拠金の差し入れを要求されたのでした。
私には貯金がありませんでしたから、借金してお金を工面するしか方法はありません。
そこで、複数の消費者金融からお金を借りることにしたのです。2000年の秋の頃でした。
アイフルから100万円、プロミスから100万円、ジャックスから100万円、アコムから100万円、三洋信販から100万円借りました。当時は総量規制がありませんでしたから、年収とほぼ同額でも借りることができたのです。
この500万円の借金をするようになってからは、毎月の返済が重荷に感じられて、生きた心地がしませんでした。毎月の返済額が約12万円に達するのです。私は借金返済を優先させるために、それまで住んでいた賃貸マンションを引き払い、家賃2万5000円の安くて古いワンルームアパートに引っ越しました。
そして、いっさいの外食をやめて、できるだけコンビニで弁当を買うのも止めました。スーパーの閉店間際の時間帯に買い物にでかけて、30%引きや50%引きの弁当を買ったり、野菜をまとめて買って大量にカレーを作って1週間ずっと同じカレーを食べたこともありました。
そうやって生活費を切り詰めて、家賃と光熱費を払い、借金を毎月返済していきました。もちろん、貯金はできるわけありません。
このような生活が8年続いた2008年、コンビニで雑誌を立ち読みしていたところ、消費者金融から払いすぎた利息を取り戻すことができるという記事を見つけました。 それによると、裁判所が18%より高い金利は法律違反にあたるという判決をくだしたため、多くの人が司法書士や弁護士をたてて消費者金融に対して過払い金返還請求をしているようでした。 私は自宅アパートに帰宅して、自分の消費者金融から借りている金利条件を確認してみました。 すると27%という金利になっており、18%を上回っていることが判明しました。 このため、私はインターネットで過払い金返還請求をやっている司法書士事務所を探して、すぐに相談に出向きました。1回30分の相談料が5000円というのは痛かったですが、大金が戻ってくるかもしれないという期待感のほうが強かったです。 司法書士の先生に、5社の消費者金融から金利27%で500万円借りていて、すでに8年間返済を続けている旨を説明しました。すると、司法書士の先生はあっさりと「これは過払い金返還請求の対象案件ですね」と言われました。 そして、もうこれ以上借金を返済をする必要はないですし、100万円程度は戻ってきますよと言われました。私は本当に安心しました。
そして、すぐに司法書士に委任状を提出し、過払い金の返還請求を依頼しました。司法書士の先生に依頼してから3ヶ月ほど経過して、消費者金融5社すべてとの間で、裁判に持ち込まれることなく過払い金の返還を実現させることができました。 結果的には、これ以上借金の返済をする必要はなくなり、さらに120万円の払いすぎた利息が戻ってきました。 司法書士の先生には、この払いすぎた利息である120万円の20%にあたる約24万円を報酬としてお支払いして、私は約95万円を手に入れることができました。こんな嬉しいことはありませんでした。やっと借金地獄から抜け出すことができたのです。この95万円については、そのまま貯金にしました。いままでずっと貯金がなかったので、何か必要なときのために使わずに残そうと思いました。.
そして、もう2度と株式投資やギャンブルには手を出すのは止めようと思いました。自分はコツコツ働き続けて、コツコツ貯金をし続けていくべきだと思いました。