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顧客の立て替え金を自分で借金して補う日々。過払い金請求で長年の借金を完済することができました。
(債務者:本人 金融マン 男性 38歳)

■多重債務に至った理由とは

新卒で1部上場企業の金融機関に勤めましたが、新人研修が修了して配属された支店は当時は驚くべきようなことが日常化されていました。
顧客との間で現金のやり取りが行われているのですが、立て替え金や顧客の資金の穴埋めとして営業マンのほとんどの人が自ら借金をしてお金を回しているのです。
最初は驚きの連続でしたが、怖いもので慣れてくるとこれが当たり前に思えてきて、いつしか自分もノルマを持つようになるとカードローンで借りてお金を回すようになっていました。
当初は100万円までのお金を借りて、半年に1度のボーナスで完済するということを繰り返していましたが、知らず知らずのうちにお金の感触がマヒしてくるようになりカードローン残高は膨らんでいくこととなりました。
そして、いつしかボーナスでは完済できない額となり1社からスタートしたカードローンは複数社を利用するようになり、おまとめで200万円のカードローンを契約し、さらに借入残高は増えていくこととなります。そして、遂に初めてカードローンで審査落ちを経験することになります。
こんな生活が10年近く続くこととなり、毎月が自転車操業状態となりました。 既に返済能力を超えていますので、返済のために新たな借入れをすることとなり、借入残高は全く減少することはなく増え続けていきます。


■限界を感じて債務整理を検討する

こんな暮らしをしながらも何とか生活できていたのは、勤続年数と共に収入も増えていったからでした。とはいうものの、これから先のことを考えると限界を感じていたことも事実で、最終的には債務整理に頼らざるを得ないという状況になっていました。 自分なりに債務整理について調べているうちに知ったのが過払い金返還請求です。


いわゆるグレーゾーンと呼ばれている金利以上で借りていたお金については、支払い過ぎている分が取り戻せるというものでした。 最初見た時には、こんな都合の良い制度が自分に当てはまるわけはないだろうと思いましたが、どうみても当てはまりそうなのです。
私の場合のカードローンの適用金利は20%前半から後半というものがほとんどでしたから、完全にグレーゾーンとなっているのです。ということはいくらかは返還されるのではと考えるようになりました。
ただし、私の場合には、借りてはボーナスで完済するということを繰り返していましたので、時効が成立している可能性も高いと思われ、一人で判断することもできずに思い切って専門家に相談してみることにしました。


■生まれて初めての司法書士事務所

今でこそ過払い金問題はメジャーな問題となり、テレビCMなどでも流れる時代となりましたが、当時はそこまで知られる存在ではありまでんでした。
司法書士事務所に行くこと自体、非常に勇気のいることでしたし、そもそも借金問題を司法書士さんに相談するという発想がありませんでした。
もちろん、知っている司法書士事務所などもありませんので、いろいろ調べて口コミなどで評判の高かった勤務先の隣駅にある西田司法書士事務所で相談することにしました。相談前は返還金のあるなしにかかわらずに自己破産も覚悟していました。
まず、メールで相談してみたところ、すぐに電話連絡が入りアポイントを取りました。
数日後に西田司法書士事務所を訪問して西田さんに事情を説明しました。
西田さんからは、まず懸念していた時効の問題については連続性のある取引ということで問題ないということ、また、期間からして借入残高を超えるような返還金の可能性があることなどの説明がありました。
早速、西田司法書士事務所に依頼することにして正確な計算していただいたところ、西田さんのお話のように現在の借金額を少し超えるような返還金が望めるということになりました。
各カードローン会社との交渉や連絡については、すべて西田司法書士事務所のほうでやってもらえました。
本当に狐につままれているような感じでしたが、西田さんからはグレーゾーン金利で暴利を得ていたのはカードローン会社のほうですから、当然の権利として強く主張しましょうと力強く言われて非常に助かりました。
過払い金返還請求の結果、現在の借入残高を上回るお金を取り戻すことができ、費用もそのお金で賄うことができました。
つまり、持ち出しはゼロで完済することになったわけです。当初は自己破産まで考えていましたが、西田司法書士事務所に相談することで一気に問題解決するに至りました。
知っているようでほとんど理解していない法律問題については、一人で悩んでいてもほとんど問題解決には至りません。少しでも早く専門家に相談するということが非常に重要であると痛感した次第です。

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